【中編】のつづき
リッジ施設のフェンスの外側を2人のガードマンが歩いている。そこへ緑色の矢が施設名が書いてあるボードに刺さり、麻酔が噴射されて彼らが倒れた。
グリーンアローとサイボーグ(ビクター:ユニフォーム着用)が正面から堂々と侵入する。グリーンアローは現在のポジションを確認するため、オリヴァーのオフィスでスクリーンを見ながらナビゲートしている"管制塔"クロエと連絡を取り合う。
彼女は東側のドアにセキュリティパネルがあると言い、配線し直す方法を告げようとするが、サイボーグがパネルの箱を簡単にむしり開け、彼自身のシステムを使ってそれが出来ると言う。コードを彼の腕に差し込むと、一瞬のうちに解除してしまった。
グリーンアローが「アクアマン、上がれ!」� �ヘッドセットで声をかける。
アクアマンはドックの近くまで猛スピードで泳ぎ着き、リッジの内部へ侵入した。上半身裸のACは「ターゲットまで進行する」と返事をして水から構の梯子を登り始めた。
金属の扉を物凄い勢いで吹っ飛ばして開け、グリーンアローとサイボーグが建物内部を歩いている。再びクロエにナビゲートを頼む。
南西の方向だと教えるクロエ。そこにクラークがいたら助け出すぜとサイボーグが言うと、グリーンアローが君には別のミッションがあるだろうと言う。
了解してサイボーグが反対方向へと走り出した。
別のミッションって何?と言うクロエを無視してオリヴァーも歩き出した。
2人のガードマンを倒したグリーンアローに指示を求めるクロエ。彼は指示に備えていてくれ� �言って彼女を黙らせ、アクアマンに「やってくれ」と指示を出した。
アクアマンは通気口に待機している。その真下には重い金属扉があり、その周りには多数のガードマン達が守っていた。
通路ではサイボーグが全力で走りながらガードマン達をなぎ倒していった。
自分で落としたクリプトナイトの液が倒れて苦しんでいるクラークにゆっくりと迫ってきていた時、ガードマンの一人が銃を向けてここは立ち入り禁止だぞとやってきた。だが彼の背中に矢が刺さり、その場に倒れた。ボウガンを構えたグリーンアローが立っている。
痛みの少年
グリーンアローはクラークを部屋の外へ担ぎ出した。彼らの真後ろで扉が閉まる。クラークはすぐに調子を取り戻した。
グリーンアローが"ボーイスカウト"を森から連れ出した、と"管制塔"のクロエに報告する。彼女は喜んだ。
ボーイスカウト?とグリーンアローの後ろを歩きながらクラークが尋ねる。
グリーンアローはクラークも自分のコードネームを持つことを勧め、さらにチームプレイをしたくないのならば、もっと賢くやるよう責める。
クラークは非を認め、バートのことを尋ねる。
"インパルス"だと訂正し、バートもコードネームを選ぼうとしなかったと言う。そしてクラークにヘッドセットを手渡し、"管制塔"が"インパルス"の捕まっている場所に案内して くれると言って背を向けて歩き去ろうとする。
君はどうするつもりなんだ?と尋ねるクラークに、最善をつくすのさ、と変声機に切り替えて笑いながら走り去った。「"管制塔"から"ボーイスカウト"へ。"インパルス"を探しましょう。」
ガードマンが通り過ぎるのを隠れて待ち、グリーンアローがパイプの一つに小型デバイスをつけ、スイッチを入れる。
サイボーグが走ってきてアクアマンと連絡を取ると、彼の横の金属扉が開いて上半身裸のアクアマンが時間がかかりすぎだぞと言って中で立っていた。
素晴らしい!と言って中へ入るサイボーグは「でもシャツは着ろよ」と言いながら彼の目的である大型汎用コンピューターへ倒れているガードマン達を避けて向かう。でもその方が早く泳げるんだと言うアクアマ ン。
サイボーグは彼の腕にコードを差込み、情報を読み取った。
その後ろでアクアマンが、俺がまだズボン履いていただけラッキーだぜとニヤニヤしながらシャツを身につけた。
グリーンアローは別の箇所にも小型デバイスを取り付けてスイッチを入れると、クロエの通信「"ボーイスカウト"が"インパルス"の所在地に到着。」が入る。
クラークはガードマンを放り投げた後、バートが円形に超スピードで走り回っている入れ物に向かう。タイミングを見極め、飛び込んでいったクラークはシールドを破り、バートを抱きかかえてそのまま反対側へ飛んだ。
背後で破片が蒸発する音がして警報が鳴り始めた。
大丈夫か聞くクラークにスペイン語で「上々だよ、アミーゴ」と鼻血を出しながら笑顔で答えるバー� ��。
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アラームの鳴る通路で無線機をもってレベル1を封鎖するよう命令しているレックス。誰も出入り出来なくさせるつもりだ。
角を曲がったところで、後ろから「もう手遅れだ」と変声機を使ったグリーンアローが声を上げた。振り返るレックスに10分以内にここから全員退出させろと言う。彼が爆発させて地図から抹消する前に。
お前か!と不機嫌に言うレックス。覚えているのか、感激だとグリーンアロー。そんなに簡単に忘れるものか、最後に会った時、僕の胸に矢を射ったんだからな、とレックスが嫌味っぽく答えると、お前は弾丸を撃ったと返す。
地獄へ落ちろとレックスが言うとグリーンアローが弓を構える。
「お前が先だ」と言っ て矢が放たれるとそれはレックスの頬をかすめて後ろの空調パイプに当たった。エアが噴き出す。
頬から出血しているのをぬぐう間にグリーンアローが姿を消した。
クラークとバートはグリーンアローと合流し、サイボーグとアクアマンに通信でランデブーポイントを確認した後、クロエに全員建物から出払ったか確認するよう指示する。
クロエはスクリーンに映る熱画像監視システムを見て全員北側へ脱出したと報告する。
待ってくれ、一体何をするつもりだ?とクラーク。
彼の前を行くグリーンアローとバートが立ち止まる。「何をすると思ってるんだ?ここで皆でお陀仏になりたいか?」と言うグリーンアローにそれは賛成できないな、とバート。
考えてからヘッドセットを耳に当てて再確認するクラーク 。
「100%絶対よ。」と返答するクロエ。
決心したクラークは、わかった、やろうと言う。
無人となった建物から爆発が始まる。クロエは画面からその様子を見守っている。5人が爆発する建物を背に並んで歩き去った。
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翌日のオリヴァーのオフィス。
オリヴァーがロフトで携帯の通話相手に、彼のジェットに給油をしてすぐにでも発てるよう準備をしておくよう話している。
そこへスーツケースを引きずってエレベーターからロイスがやってきた。
黙って立ち止まっているオリヴァーにまだ荷物詰めていないの?と尋ねる。
彼は答えず、ロイス・・・と言い難そうな態度をする。彼女は私が考えているようなことを言ったりしないで!と先に察して言う。
彼は彼女に仕事で行かなくてはならないんだと謝る。手荷物を床に置き、デスクの上を無造作にいじっている彼に近づき、それを延期するよう彼女が言う。彼女にそんな簡単にはいかない、と答える。
彼� �はオリヴァーが2面性を持つ人だと話し始める。彼女が恋したのは魅力的なロマンティックな人で、もう一人は一つのところに長くいることの出来ない他人だと言う。
彼は両親が死んで以来ずっとあちこちに移り続けてきた。そのことを残念に思ったことはない。そして彼女に出会ったと言う。
ロイスはさらに彼に歩み寄り、「じゃあ、いてよ・・」と悲しそうに言う。
だが彼は「出来ない。この世の中には僕の望みや愛するものより重要なことがあるんだ。いつかその理由を説明出来ればいいが。」
彼女はそれまで私が待っているなんて思わないで、と首を横に振りながら背を向け歩き出す。
僕は戻ってはこないよ、と彼女の背中に悲しそうな声で言う。少なくとも今すぐじゃないと付け加える。
そして彼女の横ま で歩み寄り、君を傷つけたくはなかったと謝る。
彼女は泣きながら彼にキスをし、彼を愛してたと言うと、しばらく抱き合った後彼女は立ち去っていった。
ルーサー邸書斎。
「バート・アレンは逃げ出し、数百万ドルの施設は破壊され、33.1は危機に面した。少なくともありふれた敵ではない、愉快な緑色の弓術家とその驚異的な一団の仕業だとわかったことか。」と酒を飲みながら少しふて腐れているレックスに大きな嫌味を言うライオネル。
レックスは立ち上がり、それでいっそう33.1を続ける理由になったと言う。グリーンアローのようなテロリストが能力者達を雇い入れているのなら、自由と民主主義を守るための唯一の方法は相手と同じ手で戦うことだと主張する。ライオネルは息子の目標が高貴であるとは思わなかったと言うと、年を取っているあなたにはわからないだろうと言い返す。そしてセキュリティの場面が破 壊されてしまったが、何人かの警備員が話したグリーンアローの共犯者の中にクラーク・ケントのような者もいたと話す。
黙って聞いていたライオネルがそれは有り得ん、と即座に答える。
なぜ彼のことになるとすぐに返答が返ってくるんだ?とレックスが言うと、その晩ライオネルはクラークと共にディナーを取っていたと嘘をつく。マーサは新鮮なジャガイモに小さいベイビーキャロットを添えたポットローストを作り、それはとてもおいしかった。クラークは3杯もおかわりしたと言う。
そしてレックスに心配するな、お前の転落を狙っている敵はたくさんいるのだと言って部屋を出て行った。レックスは何も言い返せなかった。
ケント家バーン。
クロエが携帯通話を終えて中へ入ると、デイリープラネットではルーサーコープの施設は未使用で、ガス爆発によって破壊されたという線で記事にするという話をクラークにする。未使用だって?とクラーク。
ルーサーコープは施設の機械について隠蔽しようとしている。
少なくともバートが早死にするまえに助け出せたわ、とクロエが言うと、バートが汁くらいは残るさと何かを食べなからジョークを言う。そして彼女の真横に猛スピードで現れ、彼女を口説こうとする。
だから彼をインパルスって呼ぶんだよ、とAC。
「インパルス、サイボーグ、アクアマン、グリーンアロー・・それでチーム名はどうするんだ?」とクラーク。
それについては考� ��ていたんだ、何かかっこいいのがいいなとバート。
「僕はジャスティスという言葉が入ったものがいいと思うんだが、」と調度やってきたオリヴァーが言う。それでレックスに大きな一撃を与えられる。
そしてフラッシュメモリーを取り出し、施設を吹き飛ばす前に33.1についての情報をACとビクターがメインフレームから抜き出したと言う。
それが他のミッションだったのね、とクロエが納得する。
何を見つけたのかクラークが尋ねると、レックスはもう身近だけでは満足がいかなくなり、世界中に33.1の分散を始めている。能力を持つ人々がいつでも現れるようになるだろうと彼らが答える。
クラークはそんなことを起こらせてはならないと言う。
僕らがそうさせないとオリヴァー。そして仲間に向かっ て「最初のターゲットはコルト・マルテーズ諸島だ。30分後に出発する。準備しろ。」と声をかけた。バートがクラークも来るかと尋ねる。ACやビクターも大砲が使えるぜと誘う。
オリヴァーが君がいればチームの要になると言うと、クラークは彼もこの仲間の一人になりたい。だがまず彼が引き起こした問題を先に片付けたいと言った。
これは物語の終わりじゃないんだ、と言ってオリヴァーが手を差し出す。二人は固く握手をした。「これはまだ始まったばかりなんだ。」
二人は笑み、オリヴァーが先頭を切って歩き出し、世界を守りに行こう!と言って4人はバーンから歩き去っていった。それを見送るクロエとクラーク。
「あなたには驚くべき友人達がいるわね。」
そうだよと言って彼が微笑んだ。
次週につづく
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